リンゲルマン効果からみえてくるもの

リンゲルマン効果とは、社会的手抜きとも言われ集団で共同作業が行われるときに人数が増加するにつれて一人あたりの仕事を行なう量が無意識的に減少していくことだ。

学校でも会社でも、会議や決め事をする際に、誰かがやってくれるだろうから自分はやらなくていいかなと思ってしまうこと。といえば分かりやすいだろうか。

 

なぜこの話題を挙げるかというと、昨日の朝友人とカフェで話をしていた時にその友人が提供したもので、今の自分や社会の状況などにとてもぴったりしているものだと感じたからだ。朝だからというのもあったのだろう、頭が冴えていてとても濃い時間となった。いつもカフェで安い飲み物しか飲まない自分でも昨日のことは280円以上の価値があった。

 

先日選挙についてのブログを上げたがその選挙についてもリンクする話であった。

今回から18、19歳が選挙権を得たが投票率が低いのは相変わらず。

 

そこで今回のリンゲルマン効果。

まず、どうして行く人と行かない人が出てくるのか、その差について考えてみた。

行く人→政治が自分の生活に関係していると感じているので選挙に行くことによって 自分の意見を伝えたいと思っている。

例)安保関連法に関して戦争に行くかもしれない

  保育園に落ちた人が知り合いにいる

  老後の年金は保障されているのか

行かない人→行く人のことを考えると自分の生活との関係を見いだせていない。

関係がない人は知識がない人。例えば目の前に美味しい食べ物があるのにそれを見ずに外ばかり見ている人にとってはその食べ物はないのと同じだ。

 

この選挙に行かない人がまさにリンゲルマン効果の表れと言っていいだろう。

ではどうしたらいいだろう。どうしたらこの効果は消えるだろうか。

 

二人で話し合った結果として二つの答えが出た。

①全員が知っている人からどんどん学ぶ。

学ぶことによって、自分にとって何が大切なのか、何が必要なのかがわかる。

②リーダーが関心をもたせ、将来像をきちんと見せる。

まず、選挙に行かなかったらどうなるのか。ある候補者が掲げている政策が行なわれるようになったらどうなるのか。やはり何も見えていないと何もすることができない。

そして、リーダーの存在。総理大臣、都道府県知事、市区町村長、親、学校の先生など拡大も縮小もできる。この人たちが自分だけでなく全ての人にとって良いものについて考えさせるべきである。

 

 

今回はリンゲルマン効果を選挙を例として書きつづってみたが選挙に限ることではない。各々当てはまることがあるのではないだろうか。

この答えが正しいかは実際にやってみて判断すれば良い。何事もそうだ。実体となった時に初めて信じることができる。

 

<追伸>

このような熱い話し合いをする機会が自分だけでなくみなさんにも増えるといいと日々思っています。