ある日の出来事

経験してみないとわからないことがある。
もちろん話を聞いて気持ちがわかることはあるが、その全てを理解することはできない。
 
季節の変わり目は体調が悪くなりやすいから管理をしっかりしなければいけない。
友人が風邪を引いたという話を聞いて大丈夫かなと心配はしたけれども、どうせ風邪だからすぐ治ると思った。
やはり大事には至らず数日後はピンピンしていた。
 
そんなある日、自分にも来た。朝から頭が痛い。それでも休むほどではないからだるい体を動かして家を出る。
体調を崩すことはあまりないので何が悪かったのかなと思っていたのだが、それにしても頭が痛い。
電車の中で寝たものの、歩き始めるとまた。
 
 
自分の尊敬する人が以前こんなことを言っていたのを思い出した。
「そのようにそうだ。」
サッカーで学んだことをそれだけで終わらせるのではなくて、そのように生活でもそうだという話を耳が痛くなるほど聞かされた。たくさん聞いていたのでその言葉の価値が落ちていたのだろう。
そんな時にこの出来事。
病気になった人しかその痛み、気持ちがわからないように、そのように何事も行なって経験してみないとわからないということだと思った。
もちろん罪を犯せと言っているわけではない。
苦手だと思っていたものに挑戦してみること、新しい分野を開発してみること、もう一度振り返ってみること。
人生100年、何も考えていないとあっという間に過ぎてしまう。それなのにやることはたくさんあるから早くやらなければいけない。
 
私は何もすることなんてないよ、と言わずに探してみてください。
今の自分に満足していますか、今のまま死んでいいですか。
何をするか教えてくれる人がいるといいですね。
 
今年も長い夏がやってきます。